ホウボウの食べ方
                            メインに戻る
 “タイかヒラメかホウボウか”と言われるぐらいだから、
ホウボウの味は文句なし。ただ、ホウボウを専門に狙う船は
ほとんどない。
 どちらかというと、マダイ狙いなどの外道として釣れるが
もし手に入ったらマダイと同じように血抜きをして持帰りた
い。刺身、チリ鍋にして最高。ここでは一尾まるまる使って、
潮汁に仕立ててみた。
 
《ホウボウの潮汁》
材料(2人分)
30センチ級のホウボウ…………………1尾
酒…………………………………1/4カップ
水……………………………………4カップ
塩…………………………………………少量
長ネギ………………………………10センチ
ダシ昆布…………………………………少量
作り方
1)ホウボウは、ていねいにウロコを落とし、エラと内臓を取り
水洗いする。★A
2)水気を切り、筒切りにして塩を振り30分ほど置く。
3)塩を落としてから、サッと熱湯をまわしかけ、ヌメリや頭に
残ったウロコなどを水洗いして落とす。
4)鍋に身を並べ、酒カップ1/4をまわしかけ、強火で1煮立ち
させアルコール分を飛ばしてから、水4カップとダシ昆布を
入れ、火加減は中火〜弱火にする。★B
5)浮いてくるアクを小まめにすくい取り、塩加減をみる。★C 
6)目玉が白くなったら、火を止め、器に盛り、白髪ネギを添え
てできあがり。
 
★印ワンポイントガイド
Aホウボウはエラを取ったら胸ビレの後ろから両側とも
中骨まで包丁を入れてから、中骨を切る。それから腹を
さいて頭をはずすと内臓がきれいに取れる。
B初めに酒を振りかけておいて煮立たせると、生臭みが
消える。この他、できあがる寸前に酒を1〜2滴たらし
て臭みを取る簡単な方法もある。
C潮汁の味の決め手は塩加減にあるといってもいい。入
れすぎると取り返しがつかなくなるので、ほんの少量ず
つ味を見ながら、2〜3度に分けて入れる。また、身に塩
を振ってしめているので、にじみ出た塩だけでもいい味
になる。したがって、初めの味見は塩を入れる前にする
こと。