★アカイカの食べ方

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    伊豆諸島の新島や三宅島周りで釣れるアカイカは、

   東京湾や相模湾で釣れるマルイカと同じく、正式には

   ケンサキイカである。島周りでは胴長60〜70センチ

   の大型が釣れるが、それほどの型でも、身は柔らかく

   甘味をもち、イカの中でも最も美味と言われる。

    まずは刺身で味わいたいが、肉厚の大型は天ぷら

   にすると、極上のイカ天となる。

 《アカイカの天ぷら》

  材料(2人分)

    40〜60センチ級のアカイカ……1杯

    薄力粉…………適宜

    卵………………1個

    だし汁…………‥1カップ

    しょう油…………1/4カップ

    みりん…………‥1/4カップ

    大根、ショウガ…‥適宜

  作り方

     1)アカイカは、ヤリイカやスルメイカと同じく、足の付け根

を胴からはずし、目の後ろをつかんで足とワタを抜く。

2)胴から軟甲を引き抜き、エンペラと胴の間に指を入れ

エンペラを引っ張りながら皮をむく。

     3)軟甲のあったところを包丁で開き、胴の中の汚れを布

      巾などで取る。

     4)イカの大きさにもよるが、胴を縦半分に切り、それから

      斜めに包丁をねかせて身そぎ切りにする。

5)気り身の片側に身がまるまらないように切れ目をいれ

ておく。

6)薄力粉カップ2をふるいにかけ、卵1個と氷水カップ2

を手早く混ぜ合わせて衣をつくる。

7)油を170〜180度に熱し、イカの切り身に衣をつけ、手

前からそっと油の中へ入れて、カラリと揚げる。

8)天ツユは、分量のだし汁としょう油、ミリンを合わせ一煮

 立ちさせてから冷ましておく。

9)皿に和紙を敷き、天ぷらを盛り、大根おろしとしょうがを

      添える。

 

      ワンポイントガイド

       天ぷらのよしあしは、ほとんど衣の作り方で決まると

       いってもいい。混ぜ合わせるときに、かき混ぜすぎる

と、サクッという衣に揚がらない。はしでトントンとたた

く程度に混ぜればよい。

 

イカは衣がつきにくいので1度軽く粉をまぶし、それ

から衣をつけると、揚げている最中に油がはねること

がない。また、アカイカに限らず、イカの天ぷらは揚げ

すぎないこと。中に火が通るか通らないか程度が頃合

となる。